夫婦は顔が似てくる?!なぜ似てくるのか理由や科学的根拠を深掘り
もくじ
- 夫婦で顔が似ているのは本当?
- 顔が似ているカップルは運命の人?
- よくある質問
- 初めての方は、「とよ婚。」無料相談、無料お試しマッチングから
- まとめ
「夫婦は顔が似てくる」と聞いたことはありませんか?
これは単なる言い伝えではなく、心理学や社会学で実際に研究されてきたテーマなんです。


本記事では、夫婦が似てくる理由を掘り下げながら、「顔が似ている=運命の人」という考え方についても考察。
そして、婚活では顔よりも何を重視すべきなのかについても触れます。結婚やパートナー選びに役立つヒントをお届けします!


夫婦で顔が似ているのは本当?
長年連れ添った夫婦の顔がどことなく似ているという現象に、何か根拠はあるのでしょうか。
これは、長年一緒に生活する中でお互いの表情や仕草が影響し合い、自然に似てくるのではないか、と言われています。
科学的な視点で解明されつつあるこの現象の背景には、「シンクロニー現象」や「ミラーリング効果」といった要因が存在するようです。さまざまな研究結果から言えることは、「顔立ちそのものが似てくる」のではなく、「心理的な親密さによって仕草・表情が似る」のではないか、ということです。
そして、すべての夫婦が似るわけではなく、例外ももちろんあります。
この章ではそれぞれの現象を詳しく見ていきましょう。
シンクロニー現象で表情や雰囲気が似てくる

シンクロニー現象とは、長い時間を共に過ごす人々の間で、心拍や呼吸、行動パターンが自然に同調してくる現象のことです。
この現象は、夫婦や親しい関係の人々が互いに感情を共有し、仕草や生活リズムを無意識に合わせていくことで生じます。
その結果、夫婦が似た印象を持つようになることがあります。
夫婦が似てくるポイントは大きく次の3つに分けられます。
- 夫婦が似てくる理由は「感情の共有」と「無意識模倣」
- 生活習慣や環境要因も影響
- 共に運動する習慣や趣味が同じだとさらにシンクロニー現象が生まれやすい
夫婦は日々、喜びや悲しみ、驚きといったさまざまな感情を共に経験します。同じ出来事に対して同じような反応を繰り返すうちに、表情や仕草が自然と似てくるのです。例えば、笑顔の頻度や笑い方、困ったときの表情などが似るようになります。
また、感情の共鳴が強い夫婦ほど、脳内でお互いの行動や感情を反映する「ミラーニューロン」が活性化しやすくなるという研究結果も。
この働きにより、相手の仕草を無意識に模倣することが日常的に行われ、それが長期的な変化につながると考えられています。
夫婦は同じ食事を摂る機会が多いため、栄養バランスや体型に共通点が生まれることもあります。さらに、共に運動する習慣や趣味を持っている場合、姿勢や体つきも似てくることがあります。


同じ目標に向かって協力する機会が多いほど、心拍や呼吸のリズムも自然と一致しやすくなると言われているからです。
一緒に過ごす時間が長い夫婦は、朝起きる時間や食事のタイミングなどの生活リズムが揃いやすく、これが感情的な同期や行動の調和を強めるんですね。
このような夫婦には、シンクロニー現象がより顕著に表れます。長年連れ添った夫婦が「表情を返すタイミング」や「笑顔・感情の見せ方」で似てくることは、心理学の研究で支持されつつあります。
一方で、「顔の輪郭」や「鼻・口・目の形」などの物理的特徴が時間とともに一致してくるかどうかは、現在のところ科学的にはしっかり確認されていません。
ミラーリング効果で仕草や表情が似てくる
この効果は、特に親密な関係にある人々の間で顕著に見られます。
仲の良い夫婦ほどミラーリング効果が強く働き、日常生活の中でお互いの行動や表情を「映し合う」ような形で自然と調和が生まれるのです。
この調和が長期間にわたって続くことで、顔の筋肉の使い方や表情の癖が似通い、最終的に「顔が似てくる」と言われるのではないか、と考えられます。

夫婦の日常生活を見てみると、ミラーリング効果が頻繁に現れる場面があります。例えば、相手が笑顔を見せると、自分もつられるように笑顔になることってありますよね。
このとき、表情筋の使い方が一致し、長い年月を経て表情が似てくる可能性があります。
さらに、相手の声のトーンや話し方を真似たり、座る姿勢や歩き方が揃ったりする場面も見られるでしょう。
夫婦は日常生活の中で、長期的にお互いの表情や動作を模倣し続けるため、次第に顔の筋肉の使い方が似てきます。
たとえば、同じタイミングで笑ったり、同じような驚きの表情をしたりすることが習慣化すると、表情筋が繰り返し同じ動きをするようになります。
ミラーリング効果は、特に価値観や趣味が似ている夫婦や、日常生活を共に過ごす時間が長い夫婦において顕著に表れる。
また、互いに相手を大切に思い、積極的にコミュニケーションを取る夫婦では、ミラーリング効果が強まり、仕草や表情が似てくる現象がより顕著になると考えられます。

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実は最初から似た顔の相手を選んでいる説も
ここまで夫婦が似てくる理由を解説してきましたが、シンクロニー現象やミラーリング効果により仕草や表情が似てくるという説が有力であり、顔の造形自体が似てくることは証明されていないとのことでした。
しかし、シンクロニー現象やミラーリング効果もすべての夫婦にそれが当てはまるわけではないのです。夫婦が似ているかどうかは、生活環境やライフスタイルによっても左右されます。
たとえば、同じ食事を楽しんだり、一緒に過ごす時間が多かったりすると、顔立ちや雰囲気に影響を与える可能性がありますが、ライフスタイルが異なる場合や、異なる職場や環境で多くの時間を過ごしている夫婦では、それぞれの特徴が維持されることが一般的。
加えて、ストレスの有無や健康状態などの外的要因も、顔の印象を大きく変える要因となります。これらは夫婦間の絆とは無関係に作用するため、見た目が似ていなくても全く問題はありません。
昨今のさまざまな研究結果から、夫婦は結婚後に表情や仕草が似てくる以前に、そもそも似たもの同士を選んでいる(服装・ライフスタイル・価値観・外見傾向など)こと=同類婚(assortative mating, homologamy)の影響が大きいという説が多くの支持を集めています。
そもそも、夫婦にとって本当に大切なのは、顔が似ているかどうかではなく、互いを尊重し合い、支え合えるかどうか。顔立ちや雰囲気が似ているかどうかにこだわる必要はないのです。
長い時間を共にする中で、考え方や価値観が似てきたり、深い信頼や絆が生まれることの方が、夫婦関係においては遥かに大切。むしろ、自分とは違う個性や魅力を持つ相手だからこそ、互いに補い合い、豊かな関係を築けるという考え方もできます。
結婚生活はお互いを映し合う鏡のような側面を持ちながらも、それぞれの個性を大切にしていくものです。
「似ているか似ていないか」にとらわれすぎず、自分たちらしい関係を築くことが、幸せな夫婦関係の鍵といえるでしょう。
うまくいく夫婦についてまとめた記事がありますので、こちらも併せてご覧ください▼


顔が似ている人は運命の人?
自分とパートナーの顔が似ている場合、「これは運命の相手だ」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、顔が似ていることだけで相性の良さを決めるのは早計です。
この章では、結婚生活で本当に大切なポイントについて考えてみます。
カップルは顔よりも価値観が似ている方がいいかも

同じような人生観や趣味を持つカップルは、結婚生活での衝突が少なく、長続きする関係を築きやすいという研究結果もあります。
では、具体的にどんな価値観を重視すればよいのでしょうか?
婚活中に注目すべきポイントを3つ挙げてみます。
朝型か夜型か、休日は外出派かインドア派か、食事の好みや趣味の相性など、普段の生活がスムーズに合うかどうかも重要です。
③問題解決の仕方や価値観例えば、喧嘩をしたときに冷静に話し合うタイプか、一人で考えたいタイプか。相手との問題解決のスタイルが近い方が、夫婦間のコミュニケーションがスムーズになります。
「顔が似ているかどうか」ではなく、「一緒にいて安心できるか」「将来の目標が共通しているか」を重視することが、幸せな結婚への近道です。
さまざまな研究で「最初から顔が似ている相手を結婚相手として選んでいるため、夫婦が似ている」という説が多くの支持を集めてはいますが、顔が似ていることはあくまで一つの現象に過ぎません。大切なのは、お互いの心のつながりです。
結婚後に相手と似すぎて気持ちが冷めてしまうのでは?と不安な方はこちらの記事もぜひご覧ください▼
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顔が似ていなくても気にする必要なし
「夫婦の顔が似ているカップルの方が幸せそう」と感じる人もいるかもしれませんが、顔が似ていないカップルであっても、幸せな結婚生活を送っている例はたくさんあります。
そもそも、表情や仕草が似てくるは、結婚後の生活の中でお互いの影響を受けることで自然と生まれるものであり、恋愛や婚活、新婚の段階で似ていないのは当然のことです。
婚活中や恋愛中に「顔が似ていないから相性が悪いのでは?」と心配する必要は全くありません。
むしろ、顔が似ていないことで、相手に惹かれるケースも多くあります。
人は自分にないものを持っている人に魅力を感じやすく、その違いが関係性を新鮮で豊かなものにすることもありますからね。
たとえば、外見や性格の違いから生まれる新しい発見や学びは、夫婦関係をより深めるきっかけになります。
多様な価値観や性格を受け入れ合うことこそが、パートナーシップにおいて重要なのです。

婚活や恋愛において、顔の似通いに固執してしまうと、大切な出会いを見逃してしまう可能性も。
外見だけで判断するのではなく、相手の内面や価値観に目を向けることが、長く幸せな関係を築く秘訣です。「顔が似ていない」という表面的な違いは、結婚生活においてほとんど影響を及ぼしません。それよりも、笑顔を共有できる関係性や、一緒に問題を乗り越えられる絆を築ける相手かどうかが大切。
さらに、結婚後の生活は、お互いの違いをどう受け入れるかが鍵になります。
同じ趣味や考え方を持っていても、価値観や生活習慣には少なからずズレがあるものです。
こうした違いを乗り越える経験が、夫婦としての成長につながります。顔が似ていないこともまた、個性として尊重し合える関係を育む一助になるのではないでしょうか。
「似ていること」よりも、「一緒にいると安心できること」や「素直な自分でいられること」の方が、幸せな結婚生活においてはずっと重要です。
婚活中の方も、「顔が似ている相手」を探すのではなく、自分の心に寄り添ってくれる相手を見つけることを目指しましょう。見た目の違いは些細なこと。人生を共に歩むパートナーを探す際には、もっと大切な内面的な要素に目を向けてみてくださいね。
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よくある質問
A. 部分的には本当です。研究では「夫婦は他人よりも顔が似ている」と報告されていますが、その多くは「もともと似ている人を選ぶ」傾向によるものとされています。長年一緒にいるから顔立ちがどんどん近づく、という確かな証拠はまだ見つかっていません。ただし、笑い方や表情のクセが似てくることはよくあるため、「雰囲気が似てきた」と感じやすいのは事実です。
A. 顔のパーツや骨格は遺伝的な影響が大きいため、すべての夫婦が似るわけではありません。また、生活習慣や表情のクセが違えば、雰囲気も変わります。似る・似ないは「選んだ相手のもともとの外見」と「生活スタイルの共通度合い」に左右される部分が大きいと考えられます。
A. 「自分に似すぎる相手には新鮮味が薄れる」という説もありますが、実際の研究で「夫婦が似ている=冷める」と証明されたわけではありません。むしろ、表情や感情のシンクロは親密さや安心感を強める効果があると言われています。「似てきたから冷める」というよりも、関係の質や日々のコミュニケーションの方が影響は大きいでしょう。
実際に似てきた夫婦の体験談
体験談①:笑い方まで同じになった夫婦
結婚して15年、友人から「笑い声がそっくり!」と言われるようになりました。もともと私は控えめに笑うタイプだったのですが、夫と一緒に暮らすうちに、気づけば同じような大きな声で笑うように。昔の写真と見比べると、目尻のしわの入り方まで似てきていて、自分でも驚いています。
体験談②:食の好みまで同じになってきた夫婦
私たちは結婚して20年になりますが、昔の友人からは「顔の雰囲気がすごく似てきたね」と言われます。振り返ってみると、毎日の食事の影響が大きいかもしれません。夫婦そろって和食好きになり、食生活がほぼ同じになったせいか、体型や肌の感じまで似てきた気がします。旅行に行くときの服装もだんだん同じ系統を選ぶようになり、写真を見返すと「なんとなく二人は似てるよね」と笑われることもあります。
体験談③:仕草がそっくりになった夫婦
新婚のころから10年以上経ちますが、夫婦でテレビを見ていると同じタイミングで同じリアクションをしていることに気づきます。笑うときの肩の動きや、びっくりしたときの目の見開き方まで一緒。友人からは「動きがシンクロしてて面白い」と言われるほどです。顔立ちそのものは変わっていませんが、仕草や表情が似てきたせいで顔までそっくりに見えるのかもしれません。
初めての方は、「とよ婚。」無料相談、無料お試しマッチングから

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まとめ
夫婦の顔が似てくる現象には、目鼻立ちなど顔の造形が似ている場合は結婚するタイミングで最初から顔が似ている相手を選んでいる説があり、結婚してから仕草や表情が似てくるのは、シンクロニー現象やミラーリング効果といった科学的な背景があることがわかりました。
しかし、夫婦の顔が似ていないことももちろんあります。
結婚生活において本当に大切なのは、顔が似ていることではなく、お互いの価値観や思いやりを共有すること。
外見が似ているかどうかにとらわれず、相手と心のつながりを築けるかが、幸せな夫婦関係の鍵となります。
婚活中の方も、外見の共通点だけに注目するのではなく、価値観や目標、安心感を大切にしてみてください。
最終的に幸せな結婚生活を築くためには、内面的な相性が重要です。
「一緒にいると自然体でいられる相手」を見つけることが、運命のパートナーと出会う近道となるでしょう。
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