年の差婚って後悔する?年の差婚の現実とメリット・デメリットを紹介
もくじ
- 年の差結婚はいくつまでが許容範囲?
- 年の差婚のメリット
- 年の差婚のデメリット
- まとめ
10歳以上の年の差婚もめずらしくない昨今。
あなたなら、パートナーの年齢やご自身との年齢差に希望はありますか?
希望の年齢の優先度は高いですか?
お互いの価値観やライフスタイルが近いお相手と出会っても、最初から結婚相手とすべてがピッタリという方は珍しいです。
価値観の違いやライフスタイルのズレは必ずしも年の差婚だけに限った問題ではなく、あらゆる夫婦が直面する可能性のある課題です。
しかし、年の差婚ではそのギャップが大きかったり、他の問題が起こる事も。
結婚後に問題に直面して後悔しないためにも、年の差婚にどんな可能性があるのかを考えてみましょう。
年の差婚のメリットもあわせてご説明します。
年の差結婚はいくつまでが許容範囲?
年齢差が結婚生活に与える影響はカップルの個々の価値観、ライフスタイル、健康状態などにより大きく変わるため、「一般的な許容範囲」を決めるのは難しいです。
しかし、国立社会保障・人口問題研究所の「第15回出生動向基本調査」によると男女とも年齢の近い相手を希望する割合が増えています。
国立社会保障・人口問題研究所の「第15回出生動向基本調査」の、未婚者が希望する結婚相手との年齢差の構成を円グラフにしてみました。
男性は「同い年志向」が増加しており、 41.8%で前回よりも6%増えています。
※1
一方、女性は同い年を希望する割合が28.4%です(下図参照)。
年上を希望する割合は67.7%ですが、その中でも1~2歳差がよいのか、5~6歳差がよいのかは分かれています。
※2
※1、※2(引用)第15回出生動向基本調査(第Ⅰ部独身者調査の結果概要)
厚生労働省の初婚夫妻の年齢差別にみた年次別婚姻件数及び百分率(2019年)によると、実際に結婚された夫婦の年齢差は同年齢が21%、男性が年上が54.9%、女性が年上が24.2%です。
男性が年上のケースでは、その年齢差は1歳差が13.6%と最も多く、6歳差は3.5%、7歳差以上は11.2%でした。
女性が年上のケースでは、女性が1歳年上が9.8%、4歳以上年上が6.4%でした。
年の差婚のメリット
年の差婚のメリットから解説していきましょう。
お相手が年上か年下かによって変わるので、この記事では「男性が年上の場合」と「男性が年下の場合」に分けて説明していきます。
年の差婚で後悔するケースはあるようですが、悪いことばかりではないんです。
人によっては、6歳以上年上の男性がいい!と希望されることもありますし、年下がいいとこだわる方もいらっしゃいます。
1.男性が年上の場合のメリット
男性が年上の場合のメリットは以下の3点です。
- 経済的安定
- 精神的な安心感
- 教育的視点
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.経済的安定
年の差恋愛で良いとされるポイントとして、「経済的な安定感」はよく挙げられます。特に男性が年上のケースでは、年齢とともにキャリアを積み、安定した収入を得ていることが多いからです。それにより、家庭を持つ際の経済的なプレッシャーが軽減され、より安心して結婚生活を送れるかもしれませんね。
ただし、これは一概には当てはまらないこともあるので、個々の収入やライフスタイルによって状況は大きく異なるかもしれません。また、経済的安定だけで結婚を決めるのは、後で問題が起きる可能性もあるので、慎重に考えることが大切です。
2.精神的な安定感
年上の男性というと、人生の色々な局面を経験していて、頼りがいがある感じがしますよね。また、自分の意見ばかりを押し通すことなく、パートナーの意見も大切にする優しさも持っていることが多いです。年上のパートナーと一緒にいると、その人生経験から得た豊富な知識や新しい視点を教えてもらえることもあります。
年上のパートナーの冷静な判断力や落ち着いた態度から、自分の感情のコントロールや問題解決の方法について学べることもあるでしょう。
3.教育への洞察力
結婚後に子どもがほしいと考えている場合にも、年上の男性は、一緒に子どもを育てるときに頼りになるかもしれません。人生経験豊富でさまざまな視点から物事をみることができ、子どもに対する教育面でもその洞察力が活かされるでしょう。
年上のパートナーと一緒にいると、その長年の人生経験から得た知識や視点、価値観を学べることが多いですよ。これらは、日々の生活や子育て、問題解決に役立つだけでなく、自分自身の成長にもつながるでしょう。
2.男性が年下の場合のメリット
男性が年下の場合のメリットは以下の3点です。
- 活力とエネルギー
- 収入アップの可能性
- 新鮮な視点
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.活力とエネルギー
年下の男性というと、活気あふれるエネルギーを感じることが多いですよね。そのエネルギーは、関係に新鮮な息吹を吹き込み、パートナーは元気をもらえることも多いでしょう。
2.収入アップの可能性
年下の男性は、多くの場合、キャリアの初期段階にいるため、キャリアを伸ばし収入を増やす可能性があります。そして、彼らには自分のキャリアを前進させるための時間とエネルギーがあります。
年齢差があると、人生のステージが違うことも多いですよね。キャリアのピークにいる人と、キャリアを始めたばかりの人では、人生の目標や価値観は大きく異なることがあります。
ここで大切なのは、お互いのビジョンを明確にし、それを共有することです。そうすることで、年の差パートナーでも、お互いを理解し合い、素敵な関係を築くことができます。
3.新鮮な視点
年下の男性は、新しい考え方や視点を提供してくれることが多いです。これは、自分の価値観に新たな視点をもたらし、自己成長にも繋がります。
合わせて読みたい
年の差婚のデメリット
前章では年の差婚のメリットをお伝えしました。
この章では、デメリットについて詳しく解説します。
年の差婚の一つのデメリットとして、価値観や世代のギャップがあります。これは年齢差が大きいほど顕著になる傾向にあります。
特に、社会的な価値観や考え方、音楽や映画などの嗜好、テクノロジーへの理解度に差が出やすく、このギャップが日常生活やコミュニケーションに影響を及ぼすことがあります。
例えば、SNSの使い方やデジタル機器への理解度について、年齢差によるギャップが見られることがよくあります。また、生活習慣や価値観の違いも無視できません。
これらのギャップは、お互いの理解と尊重、適応能力により克服可能です。しかし、その過程は時に困難を伴うこともあります。年の差婚を考える際には、このような点を理解しておくことが重要です。
1.男性が年上の場合のデメリット
1.体力の差
年齢が離れていると、体力面での差が出る可能性があります。特に、子育て期間中は、体力を必要とするため、教育面で頼りになる人でも体力的には頼れないことがあるかもしれません。
2.価値観の違い
年の差婚では年の近い人同士の結婚よりも価値観の違いが生じやすいです。
世代が違うとジェネレーションギャップが起こるのは、ある意味当然のこと。
年齢が離れていると、好みの音楽や映画、趣味、価値観などが大きく異なることがあります。
若い世代が夜遊びを楽しむ一方で、年上の者は静かな夜を過ごしたい、などのギャップが生じることもあります。
3.健康面の問題
結婚生活では、歳を重ねるにつれて起こる健康問題を避けて通れません。
男性が年上の場合、健康問題が起きやすいというリスクもあります。そのため、長期的な視点で見た際に、パートナーが先に病気になったり、亡くなったりする可能性も考慮する必要があります。
年上のパートナーが先に高齢となるため、早い段階で介護問題と向き合うこともあるでしょう。
2.男性が年下の場合のデメリット
1.経済的なミスマッチ
年下の男性はキャリアの初期段階にいることが多く、経済的な条件がマッチしない場合があります。
結婚相談所の会員であれば、収入証明を提出しているため経済的に自立してはいますが、あなたのご希望の年収とは限らないのです。
2.成熟度の問題
年下の男性は、精神的な成熟度や経験不足により、他人の感情を理解したり、問題を解決する能力に難があることもあります。
心の余裕があるかどうかも、年上の男性とはギャップが大きいかもしれませんね。
3.価値観のずれ
年齢差があると、価値観の違いや世代間のギャップが生じる可能性があります。これは、互いの理解やコミュニケーションを難しくすることがあります。
年齢差を乗り越えて理解し合うには、お互いの尊重と寛容さが必要ですね。
まとめ
今回のテーマは「年の差婚は後悔するのか?」で、男性が年上か年下かによって、その年の差婚のプラスとマイナスがどのように変わるかについて探りました。
- 男性が年上であれば、経済的な安定感や精神的な支え、教育的な視点が得られることが多い
- 年下の男性からは新たな活力や未来の収入が増える可能性、自由な発想がもたらされることがある
年の差婚には、世代や価値観の違いからくる誤解や摩擦が生じやすいという課題も存在します。
大きな年齢差が生み出す様々な経験や価値観の違いが、恋愛や結婚生活に新鮮さをもたらす一方で、それぞれのライフスタイルや健康状態のギャップから問題が生じることもあります。
これらの問題を克服するためには、両者がそれぞれの価値観を理解し、尊重することが重要です。そして、年の差から生じる違いを問題視するのではなく、それを新たな視点として受け入れ、互いの成長の機会とすることも大切。
結婚は二人だけのものであり、年齢だけが決定的な要素ではありません。
最終的に、年の差婚を後悔するかどうかは、二人の関係性、相手への理解と尊重、そして何よりも愛情が続くかによって決まるのです。
合わせて読みたい