結婚準備ガイド:両家顔合わせの成功へ導く段取りと準備のすべて

Published On: 2025年5月30日

もくじ

  • 両家顔合わせの重要性
  • 結納と顔合わせの違い
  • 顔合わせの流れ
  • 顔合わせで気をつけるべきマナーと話題
  • 初めての方は、「とよ婚。」無料相談、無料お試しマッチングから
  • 成功への最後のアドバイス

結婚を控えたカップルにとって、両家顔合わせは「家族になる第一歩」とも言える大切な場。

とはいえ、何から準備すればいいのか分からない…そんな不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

この記事では、顔合わせの基本的な流れから、服装・費用・場所選び、気をつけたいマナーまで、失敗しないためのポイントを網羅的に解説します。

堅苦しすぎず、でも失礼のない“ちょうどいい”段取りで、心温まる一日を迎えるための準備を始めましょう。

いよいよ、両家の顔合わせ!喜ばしいことだけど、緊張もしますし、準備もわからないことだらけ!という方は多いのでは??

そうですよね。今回は、結納とはまた違う「両家の顔合わせ」について解説しますので、ぜひ参考にして下さいね。

両家顔合わせの重要性

結婚を控えたおふたりにとって、「両家顔合わせ」は大きな節目。これは単なるあいさつの場ではなく、「家と家」が正式に関わりを持つはじめの一歩です。

顔合わせの目的は、お互いのご両親同士が直接会って話し、家族構成や雰囲気、価値観を理解し合うこと。これから長く付き合っていく家族同士が、良い関係を築いていくための「スタートライン」なのです。

他にも、両家の顔合わせにはこんな意義があります。

  • 両親に安心感を与える
  • 相手の家庭の雰囲気を知る
  • お互いの距離感を縮める
  • 結婚に向けての話し合いがしやすくなる

とくに初対面であることが多いため、第一印象がとても大切です。丁寧な準備と気配りで、和やかで前向きなムードをつくることが、今後の良好な関係性に直結します。

「緊張するけど、楽しみにしてもらいたい」。そんな気持ちで臨めば、きっと温かい時間になるはずです。

結納と顔合わせの違い

以前は、婚約=結納という考え方が一般的でした。しかし最近では、もっとカジュアルで柔軟な「顔合わせ食事会」で済ませるカップルが増えています。

それぞれの違いを簡単にまとめると以下のようになります。

結納とは:

  • 正式な婚約を交わす儀式
  • しきたりや地域の風習に沿って行う
  • 結納品や結納金のやり取りがある
  • 両家の間で書面を交わすことも

顔合わせとは:

  • 食事をしながらのカジュアルな集まり
  • 結納ほど堅苦しくない
  • 家族紹介や婚約報告を行う
  • 今後の予定についても話し合える

顔合わせが主流になった背景には、現代のライフスタイルの変化があります。

  • 儀式にこだわらず、自分たちらしい結婚をしたい
  • 忙しくて準備が難しい
  • コストや時間を抑えたい
  • お互いの負担が少ない形で済ませたい

このような理由から、「形式よりも気持ちを大切にしたい」というカップルにとって、顔合わせはちょうど良いスタイルとなっています。

結納ほど固くならず、お互いの家族同士が交流できるスタイルを選ぶ人が増えているんですね。

顔合わせの流れ

顔合わせ当日は、ある程度決まった流れに沿って進めることで、全体がスムーズに進行します。緊張しやすい場だからこそ、段取りを把握しておくと安心です。

以下が一般的な顔合わせの進行例です。

①開始の挨拶

最初の挨拶は、新郎や新婦本人、もしくは新郎が務めるのが一般的。ここで会の趣旨や簡単な流れを伝えると、場が和みやすくなります。

②家族紹介

両家交互に家族を紹介します。フルネームや続柄、趣味などを添えると自然な会話のきっかけにもなります。

③婚約報告・今後の予定共有

正式な婚約の報告をし、今後の結婚式や生活の予定についても軽く触れておくと、両親にとっても安心材料になります。

④食事

歓談の時間として、ゆっくりと食事を楽しみます。ここでお互いを知る雑談も自然と生まれます。

⑤手土産の交換(必要に応じて)

お互いに持参した手土産を渡します。タイミングは食後や退席時が一般的です。

⑥締めの挨拶

最後に感謝の言葉を述べて締めくくります。できれば進行役がひとこと「本日はありがとうございました」と伝えるだけでも印象が良くなります。

長々しいスピーチや厳密な演出は不要ですが、軽く流れを頭に入れておくことで、自然体ながらも失礼のない対応ができます。

適切な場所の選び方

座椅子と長机の置いてある和室。料亭の個室のようなところ。

顔合わせに選ぶ場所は、落ち着いた雰囲気で、アクセスが良く、予算内に収まる場所が理想です。以下のような条件をチェックしましょう

  • 個室の有無:周囲に気兼ねなく話せる空間が望ましい
  • 交通の便:両家が集まりやすい中間地点がベスト
  • 価格帯:一人あたり5,000〜10,000円程度が目安
  • 料理の質:和食や懐石料理が人気。アレルギーの確認も忘れずに

ホテル内レストランや料亭は、格式も雰囲気も整っておりおすすめです。

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両家顔合わせの費用とその分担

費用に関しても、事前に決めておかないと当日にトラブルのもとになることも。平均的な相場を把握して、無理のない範囲で計画を立てましょう。

費用の目安は、3万円〜10万円程度。以下の要素で大きく変わります

  • 人数
  • 会場のグレード
  • 食事内容(ランチかディナーか)

顔合わせの準備で意外と悩みやすいのが「費用の分担」。誰がどこまで負担するかを事前に決めておかないと、当日に思わぬトラブルにつながることもあります。

あらかじめ平均的な費用感を把握して、無理のない範囲で計画を立てることが大切です。

費用の相場は、全体でおよそ3万円〜10万円程度。人数の多さや会場のグレード、食事の内容(ランチかディナーか)によって金額は大きく変動します。

費用の分担方法としては、まず「新郎新婦が全額を負担する」スタイルが最近の主流です。

カップルが主催者として両家を招待する形で、費用を全て持つケースが増えています。一方で、「両家で折半する」スタイルも根強い人気があり、お互いの家族を対等に尊重したいという考えのもと採用されることが多いです。

また、片方の家が「お招きする」形で費用を全額負担するケースもあり、地域や家庭の慣習によって柔軟に対応されています。

どの方法を選ぶかに正解はありませんが、どんな形であっても、まずは新郎新婦が話し合い、両家にしっかり共有しておくことが一番大切です。金銭に関することで気まずさを残さないよう、クリアなコミュニケーションを心がけましょう。

年配夫婦。男性はコーヒーカップを持っている。女性は赤い手帳に何かを書いている

当日アタフタしたり、気まずい雰囲気になったりしないためには、事前に話し合っておきましょう。

服装は?

ベージュのカジュアルなジャケットとグレーのスーツジャケットを持って見比べている男性

両家顔合わせでは、服装にも気を配ることが大切です。「セミフォーマル」が基本で、両家で格を揃えることがポイント。

以下を参考にしてください。

  • 男性: ダークスーツ+ネクタイが定番。派手な柄は避け、清潔感のある装いを。
  • 女性: ワンピースやセットアップがおすすめ。露出は控えめで、上品さを意識すると◎
  • 親世代: ジャケットスタイルや和装など、落ち着いた印象に。両家のバランスも重要です。
当日「服装がバラバラで気まずかった…」という失敗もあるため、事前にLINEなどで相談しておくと安心です。

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手土産選びのポイント

手土産は、「お互いへの敬意」と「これからよろしくお願いします」という気持ちを表す大切なアイテム。あまり高価なものでなくても、心を込めて選べば十分です。

選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 金額の目安: 3,000〜5,000円程度
  • おすすめ品: 地元の名産品、日持ちする和菓子など
  • 熨斗(のし)付き: 「御挨拶」「寿」などの表書きで、フォーマル感を演出
  • 両家分用意すること: どちらか一方だけに渡すと不公平感が出るため注意
  • アレルギーの有無も確認: 食品を贈る場合は、事前に聞いておくと安心です

気負いすぎず、それでいて心を感じられる手土産選びが、好印象につながります。

顔合わせで気をつけるべきマナーと話題

両家顔合わせを円滑に進めるためには、段取りだけでなく“当日のふるまい”もとても大切です。

初対面の親同士が集まる場では、ちょっとした会話の内容やマナーが、その後の印象を大きく左右します。緊張しがちな場面だからこそ、事前に話すべき話題・避けるべき話題を押さえておくと、自然な流れで会話が弾みやすくなります。

また、当日によくある失敗例やその防ぎ方を知っておくことで、トラブルを回避し、和やかで前向きな時間を過ごすことができます。この章では、好印象を与えるためのマナーや会話のコツ、実際にありがちな失敗とその対策を詳しく解説していきます。

話すべきこと、避けるべき話題とは?

顔合わせの場では、誰もが少なからず緊張しています。その緊張をほぐし、和やかな雰囲気を作るためには、適切な話題選びがとても大切です。

無理に盛り上げようとする必要はありませんが、共通点を見つけやすい話題から始めると自然な会話が生まれやすくなります。
  • 出身地や趣味、家族構成について
  • 結婚式や今後の予定に関する共有
  • 仕事や生活についての軽い紹介

たとえば「どちらのご出身ですか?」「最近の趣味は何かありますか?」など、答えやすく、相手の人柄を知るきっかけになる話題です。

親世代同士で「出身地が近い」「趣味が似ている」といった共通点が見つかると、一気に打ち解けやすくなります。 また、挙式の時期や場所、招待客のことなど、「これから二人がどう進んでいくか」という話題は、ご両親にとっても関心が高い内容です。自然と建設的な会話にもつながります。

仕事の内容や普段の生活の様子を簡単に紹介することで、相手に安心感を与えられます。「職場は○○で、最近はリモートが多くて…」といった軽いトーンがちょうど良いです。

一方で、場の空気を重くしたり、相手に不快感を与えてしまう話題は避けましょう。悪気はなくても、誤解を生みやすいものが含まれています。

具体的には、以下のような話題は避けるべきです。

  • 政治・宗教
  • 過去の恋愛や結婚歴
  • お金に関する突っ込んだ話

政治や宗教に関しては価値観が強く分かれるテーマのため、どんな立場であっても話題にしないのが無難です。

また、過去の恋愛や結婚歴の話題はたとえ冗談のつもりでも、デリケートな話題として避けるべきです。過去より「これから」を意識した会話をしましょう。

年収や貯金、援助の有無など、金銭面の質問はナイーブな印象を与えやすいので、顔合わせの場では触れないほうが無難です。

会話をスムーズに進めるコツは、「聞き役に回ること」。一方的に話すのではなく、「〇〇さんはどう思われますか?」と問いかけるようにすると、親世代も自然と会話に参加しやすくなります。

適度な相槌やリアクションも、好印象を与えるポイントです。

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よくある失敗とその対処法

スーツの男性が左手を顔に当ててうなだれている

両家顔合わせは、普段とは違う特別な場。だからこそ、事前準備が甘かったり、ちょっとした配慮が足りなかったりすると、思わぬ失敗につながることがあります。ここでは実際によくある失敗例と、その対策をご紹介します。事前に知っておけば、当日の不安もぐっと減りますよ。

  • 進行がグダグダになる
  • 両家の服装がちぐはぐ
  • 会話が盛り上がらず気まずい
  • 支払い時にトラブル発生

上記は主な失敗例です。「誰が話し出すの?」「この後どうする?」といった曖昧さが、場の空気を重たくしてしまう原因になります。予防策として、「最初の挨拶は誰がするか」「自己紹介の順番」「締めの言葉はどうするか」など、簡単な流れだけでも決めておくと安心。紙に書き出しておいてもOKです。

片方がフォーマルで、もう片方がカジュアルだと、見た目の印象で気まずい雰囲気になることも…。服装の問題に対しては、LINEやメールなどで「こういう感じで行く予定です」と写真付きでやりとりしておけば、当日のちぐはぐを防げます。

質問が少なかったり話題に偏りがあると、沈黙が続いて気まずくなってしまうケースも少なくありません。話題が尽きてしまったときのために、趣味や旅行の話など、無難で盛り上がりやすい質問をいくつか考えておくと心強いです。

「誰が払う?」「割り勘にする?」とその場で話し合いになると、雰囲気が台無しになりやすいので、どちらが支払うか、折半にするかなど、あらかじめ話し合っておき、お店にも一言伝えておくとスムーズです。

対処法、予防策をまとめると以下のようになります。

  • 事前に進行を決めておく:誰が何を話すか目安を作っておく
  • 服装は事前に共有:LINEやメールで写真付きでもOK
  • 質問リストを準備:話題が尽きたときの備えとして
  • 支払いは事前に役割分担:お店と打ち合わせしておくとスムーズ

少しの準備で大きな安心に変わります。当日はなるべく自然体で臨めるよう、トラブルの芽は事前に摘んでおきましょう。

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成功への最後のアドバイス

両家顔合わせに完璧な正解はありません。それぞれの家族には、それぞれの空気感や考え方があります。大切なのは、「しっかり準備したこと」と「お互いを思いやる気持ち」が伝わること。そうすれば、多少の言い間違いや進行のズレがあっても、かえって微笑ましく感じられるものです。

顔合わせの目的は、形式を整えることではなく、これから長く続いていく“家族同士のお付き合い”の第一歩を踏み出すことです。だからこそ、笑顔や気配り、そして「この人たちとならうまくやっていけそう」と感じてもらえる雰囲気作りが何よりも重要です。

緊張して当たり前。かしこまるよりも、誠実で自然な姿勢を心がけましょう。そして、「今日ここに集まれたことが嬉しい」「これからよろしくお願いします」という気持ちを、言葉や態度でしっかり伝えることが、成功への何よりのカギになります。

最後にもう一つ大切なのは、おふたりのチームワーク。どちらか一人に準備や進行を任せるのではなく、「二人で乗り越えるイベント」として一緒に計画を立てましょう。そうすることで、パートナーとの絆もより深まります。

特別な一日が、あたたかい記憶として心に残るように。少しの準備と、たくさんの思いやりをもって、顔合わせの一日を迎えてください。

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